Amazonは数億個の商品が販売されており、Amazonから販売されているものや企業・個人でも商品の出品が出来る通販サイトです。
ネットに疎い人も気軽に利用できることから人気なショッピングサイトですが、その商品の中に偽物があるというのも事実です。
実は偽物だった場合の大きな原因は「マーケットプレイス」が出品元だった場合に多いのです。
Amazonで買った商品が偽物だった!といった場合にはどのような対策を取ればよいのでしょうか?
Amazonマーケットプレイスについて
冒頭で「マーケットプレイスが大きな原因」と紹介しましたが、まずはマーケットプレイスについて理解しましょう。
マーケットプレイスとは、ネット上で商品を売買する「電子市場」のことをいいます。
ヤフーショッピングや楽天市場、メルカリなどもマーケットプレイスに該当します。
Amazonも同様ではありますが、Amazonには二つのパターンで商品は販売されています。
- Amazon.co.jpが出品・販売をしている商品
- Amazon.co.jp以外の企業や個人が出品・販売をしている商品
「Amazon.co.jp以外の企業や個人が出品・販売をしている商品」の事をAmazonマーケットプレイスというのです。
つまり「Amazonが企業や個人に販売場所を貸しているだけ」という事になります。
なので、出品元に関してはAmazonと一切関係がありません。
ただ場所を貸しているだけなので、販売元によっては偽物を送りつけてくる可能性もあり、トラブルが多々あるようです。
中にはAmazonの倉庫から発送される商品も一部あります。
悪質な業者はAmazonからペナルティを受け、出品停止やアカウント停止などの措置が取られます。
Amazonで購入した商品が偽物だった場合の対処法
Amazonやマーケットプレイスで購入した商品が偽物だった場合の対処法をお教えします。
保証制度や返金の方法について詳しく解説します。
マーケットプレイスの場合、まずは出品者に連絡
偽物や粗悪品が届けられた場合、まずは出品者に連絡する事が大事になります。
どのような商品が届いたか、必ず連絡するようにしましょう。
連絡しても48時間以内に連絡が付かない場合や問題解決に繋がらない場合には、以下の保証を受けることができます。
Amazonマーケットプレイス保証を利用
Amazonマーケットプレイスで購入した商品が偽物だった場合には、Amazon「保証制度」があります。
その保証制度は「Amazonマーケットプレイス保証」といいます。
Amazonマーケットプレイス保証は、出品者が販売および発送する商品をご購入の場合に適用されます。Amazonマーケットプレイス保証は、購入された商品のコンディションや配送を保証するものです。
Amazon ヘルプ&カスタマーサービスより引用
販売元と購入者間のトラブルが発生した場合に、購入保証をしてくれる制度となっています。
Amazonマーケットプレイス保証で申請を行った場合、数日以内に正規の商品の再送や返金などの対応がされます。
- クレジットカードで購入した場合…ギフト券残高か、使用したクレジットカードへの返金
- Amazonギフト券で購入した場合…ギフト券残高の返金
- 代金引換で購入した場合…ギフト券残高への返金か銀行振込
- キャリア決済・Paidyあと払いの場合…それぞれのサービス経由で返金
マーケットプレイスで購入した商品の返金手順
- Amazonのトップページから、注文履歴を選択します。
- 該当する注文した商品を見つけ、注文に関する問題を選択します。
- 問題に一番近いものを一覧から選択します。
- 返金リクエストを選択します。
- テキストボックスにコメントを入力し、送信します。
以上の手順で返金リクエストが可能です。
調査に時間が掛かるようで、最大1週間待たされる場合もあるので注意しましょう。
調査結果はアカウントに登録したEメールアドレス宛に送信されます。
Amazonが販売発送元の商品の返品・返金手順
Amazonが発送・販売をしている商品の場合は以下のように返品手続きを行います。
- Amazonのトップページから、注文履歴を選択します。
- 返品した商品から「商品の返品」を選択します。
- 返品理由を一覧から選択します。
- テキストボックスにコメントを入力します。
- 「同じ商品と交換」「Amazonアカウントへの返金」「元の支払い方法での返金」の3択から選択し、「次に進む」をタップします。
- 商品の返送方法を指定し「返送手続きを開始」をタップします。
以上の手順を踏んだ後、指定した返送方法にて商品を返送しましょう。
商品が問題なく返送されれば、手順3で指定した対応が行われます。
Amazon商品の発送元の調べ方
Amazonから送られてきたものが偽物だった場合には、とにかく発送元を調べましょう。
Amazonマーケットプレイスの商品で
- Amazonから発送されるもの
- Amazon以外から発送されるもの
の見分け方は簡単です。
購入の際に参考にしてみてください。
Amazonの倉庫から発送される商品
商品の詳細ページに出荷元と販売元が記載されています。以下の画像を例に見てみましょう。
この場合は出荷も販売もAmazonが行っているということになります。
販売元がAmazonではない場合は「Amazonが商品を管理していて、Amazonの倉庫から発送」という商品です。
注文を受けるのもAmazonなので、プライム会員の特典が適応されたり届くのも速いのです。
出荷と販売元がAmazonの商品はAmazonがすべて責任を担っているので、返品や返金などの対応もスムーズに行ってくれるでしょう。
Amazonの倉庫以外から発送される商品
出品元と販売元がAmazon以外だった場合、Amazonは一切関与しておらず、他の業者が商品の管理と発送を行っています。
出荷元がAmazon以外の場合は十分に注意が必要となるでしょう。
Amazon以外が発送元の商品は、お急ぎ便などのプライム特典などが適用できないので、配送予定日などを見る事が重要となってくるでしょう。
Amazonに返品出来ない理由とは?
ここまで返品の方法をご紹介しましたが、「返品できない」といった方も中にはいるようです。
そこで、なぜ返品できないのか?それには理由があるのです。
自分がその対象ではないか、確認してみましょう。
返品対応期間が過ぎている
Amazon.co.jpが発送元の場合、商品が到着してから30日経ったら返品することができません。
理由がどうであれ、30日経ったら返品できないとAmazonに明記されています。
注: 商品が到着後30日を経過した場合は、理由に関わらず返品・交換を承ることができません。商品にトラブルや不具合がある場合は、保証の有無をご確認のうえ、保証書等に記載の保証元へ直接ご連絡ください。
引用元 : Amazon.co.jp – 返品・交換の条件
そのため、30日を経過した商品に関しては残念ながら諦めるしかありません。
過度な返品を行っている
何度も返品を行っている方は、Amazonからブラックリスト対象になってる可能性があります。
実際に何度も返品を行っているとAmazonからメールが届き、今後は返品ができない旨などを伝えられます。
最悪の場合アカウント停止の処置が取られ、今後Amazonを利用できなくなるリスクもあるのです。
再登録してもアカウント停止の処置が取られるでしょう。
ネット通販で自発的に買った商品に関してはクーリングオフは適応されませんのでご注意ください。
出品元が返品拒否している
マーケットプレイスの場合、出品元が内容の確認をして返品の可否を判断するようになっています。
そのためマーケットプレイスの商品でも返品できなかった場合、出品者が拒否してるということになります。
間違いなく偽物であれば、Amazonに通報するようにしましょう。
Amazonで商品を販売するのは非常にシビアで、販売側は利用停止の処置を取られることとなります。
きちんとした対応を取られなかったときの為に冒頭でも紹介した「マーケットプレイス保証」があるのです。
Amazonマーケットプレイスの保証は、届く予定の最終日から90日後まで申請が可能です。
まとめ
今回はAmazonから送られてきた商品が偽物だった場合の対処法をお教えしました。
偽物が送られてくるという事が多いネットショッピング。
ネットショッピングに疎い人は、最も気を付けなければいけません。
ただしAmazonで購入した商品の場合、簡単に返品対応を受け付けてくれます。
Amazonマーケットプレイスで偽物が送られてくるというトラブルが多発しているようなので、購入の際は販売元と発送元を必ず確認するようにしましょう。